ぼっちQ&A!~小川麻衣子作品感想ブログ~

『ひとりぼっちの地球侵略』や『魚の見る夢』等、漫画家の小川麻衣子先生の作品について感想を綴ったブログです。

2016-01-01から1年間の記事一覧

ぼっち侵略のクリスマスと言えば?【コラム記事】

こんにちは、さいむです。 本日は2016年12月24日、クリスマスイヴですね!皆さんいかがお過ごしでしょうか。 なお私は一人のんびりと、このブログを更新しようとしています。 クリスマスをぼっち侵略 実はこのブログ、始めたのが2年前のクリスマスイヴなので…

ひとりぼっちの地球侵略11巻についてざっくりまとめてみた。【後編】

こんにちは、さいむです。 今回はひとりぼっちの地球侵略11巻のざっくりまとめ【後編】です。【前編】はこちらのリンクからどうぞ。 thursdayman.hatenablog.com 【前編】では大鳥先輩VSマーヤの戦いについて見てきましたが、【後編】は残りの二つ、②、アイ…

ひとりぼっちの地球侵略11巻についてざっくりまとめてみた。【前編】

こんにちは、さいむです。 今回は12月12日に発売された『ひとりぼっちの地球侵略』11巻の内容をざっくりまとめて語ってみたいと思います。よろしくお願いします。 なお、ざっくりまとめようとしたものの少し長くなってしまったので、今回は【前編】と【後編…

ぼっち侵略コラム:11巻発売によせて~夢と空想の迷い子~

こんにちは、さいむです。 今回は、ぼっち侵略11巻発売によせて、ぼっち侵略について軽いコラムを書きたいと思います。 1.宇宙の夢と空想、孤独と死。 書くのですが、まずは「宇宙」について簡単に書いてみたいと思います。「地球」に対する「宇宙」の話です…

『アレ』vol.1に『ヒーロー考・序説』を寄稿しました

こんにちは、さいむです。今日は『ぼっち侵略』とは関係ありませんが、お知らせがあります。 この度、11月23日(水・祝)開催の第二十三回文学フリマ東京で頒布されるジャンル不定カルチャー誌『アレ』Vol.1という同人誌に、『ヒーロー考・序説』と題して、…

ひとりぼっちの地球侵略10巻の細かい部分を考察してみた。【書き途中】

※この記事は書き途中です。近日完成予定。 こんにちは、さいむです。 今回は、『ひとりぼっちの地球侵略』10巻について、色々と細かい部分について考えていきたいと思います。前回がざっくりまとめだったので、その逆というわけです。 10巻に関してはざっく…

【終了】マンガワンにて『ひとりぼっちの地球侵略』1巻分(1~4話)を配信中!

こんにちは、さいむです。 いきなりですが、本題です。 小学館のコミックアプリ「マンガワン」にて『ひとりぼっちの地球侵略』1巻分の内容にあたる1~4話までが配信されました! 『ひとりぼっちの地球侵略』とは、ゲッサンにて連載されている小川麻衣子先生…

【終了】『ひとりぼっちの地球侵略』1~3巻が電子書籍にて期間限定無料配信! 7月7日まで!

※この無料配信は終了しました。 こんにちは、さいむです。 いきなりですが、本題です。 7月8日に発売が迫っている『ひとりぼっちの地球侵略』10巻の電子書籍版を前に、『ひとりぼっちの地球侵略』1~3巻が7月7日までの期間限定で、電子書籍にて無料配信され…

【ぼっち侵略1~3巻期間限定無料配信企画】ひとりぼっちの地球侵略1~3巻をざっくりまとめてみた。

こんにちは、さいむです。 今回、ひとりぼっちの地球侵略1~3巻が期間限定で無料配信になったことを記念して、それぞれの感想を一つにまとめた記事を作りました。 1~3巻の期間限定無料配信についてはこちらの記事をお読みください。 thursdayman.hatenablog…

ひとりぼっちの地球侵略10巻の内容をざっくりまとめてみた。

こんにちは、さいむです。今回はぼっち侵略10巻について、内容をざっくりまとめながら色々考えていきたいと思います。 10巻は帯にて『交錯する、「兄弟の因縁」、「姉妹」の因縁』と書かれているように、広瀬くんと凪の対決、大鳥先輩とマーヤの対決がそれぞ…

ひとりぼっちの地球侵略10巻発売直前! 今までのおさらいをしておこう!

こんにちは、さいむです。 今回は、いよいよ来月に発売が迫っている『ひとりぼっちの地球侵略』10巻を前に、7~9巻を中心としたおさらいをしていきたいと思います。お話もいよいよ佳境に差し掛かってきたところですが、今押さえておきたい重要なポイントはど…

時緒、かける少女(6)

(6) 「お姉ちゃん、お姉ちゃん!」 右手を揺らされる感触で時緒は目を覚ました。 「あ……」 目の前に、座り込んで寝ていたらしい自分に呼びかける妹がいる。 「お姉ちゃんやっと起きたー。どうしたの、なんでここで寝てるの?」 「え……?」 どうやら二人の…

時緒、かける少女(5)

(5) 「どうして逃げたの、お姉ちゃん」 私は最初と同じ真っ暗闇の中に立っていた。 目の前に、小さな大鳥先輩がいる。 小さな女の子とは思えないような恐ろしい、憤怒の表情だ。 「逃げなければあそこにいられたのに! 大鳥希よりも先に広瀬岬一が欲しく…

時緒、かける少女(4)

(4) 入学式の朝ほど、期待と不安が入り混じる日はない。 私はその気持ちを言葉に変えて、岬一くんと共有し続けた。 その時間は短いようでとても長くて。 もう岬一くんに追いついたというのに、私はまだ走っているような心地だった。 正門が見えてくる。 …

時緒、かける少女(3)

(3) 4月。初めて着る高校の制服は、まだ固くて少し動き辛かった。 入学式の青箱高校は離れていてもすぐ分かるほど満開の桜に包まれている。 私は走っている。 他の新入生を追い越していく。 舞っていく桜の花びらを更に散らすように、風を切る。 私は走…

時緒、かける少女(2)

(2) 時緒たち3人はお祭り初日を早めに切り上げた。下の二人が疲れてしまったからだ。普段ならまだまだ頑張れる筈だが、人ごみで体力を消耗したようだった。 「ふぅ……」 着物を綺麗に片づけ、一息つく。お祭りはまだまだ長く続くが、妹達と3人で動けるのは…

時緒、かける少女(1)

※注意!本記事は二次創作の性質上『ひとりぼっちの地球侵略』8巻までの既読が必要となります。ご注意ください。 古賀時緒の松横市祭りは、妹達のお守りから始まった。 弟と妹のことが嫌いなわけではない。二人ともちょっぴり強情ながらも言うことは聞いてく…